2008年 05月 11日
東京ステイ2日目 |
東京での2日目。
昨日は、東京で働いている長男と夕食をともにし、知り合いとシェアしている住まいに
泊めてもらいました。
フランフランの家具で固めた室内は、意外にもセンスがあり、へーやっぱり
俺の子供じゃん!と思わず親バカに。
きょうは、福岡から妻が合流するため待ち合わせ場所の東京ミッドタウンへ
向かいました。
ミッドタウンのスターバックスで二人でコーヒーを飲み、まずは隈 研吾設計の
サントリー美術館へ。
その後、安藤忠雄さんの21_21DESIGHN SITEへ行き、笠置と合流、
三宅一生ディレクションの21世紀人 XXI,cを見てきましたが
一生の創造性の源を垣間見せてくれる展示内容に改めてすごい!
と思うとともに、今、課題で四苦八苦しているで近大の学生たちに
創造とはどこからヒントやイメージを得るのか是非、見てもらいたいと強く思いました。
イギリスのダイソン社の掃除機をパーツにばらした後、いろいろな服(ライダージャケット、
エプロン、ドレス、スカート、パンツetc)のイメージを浮かべながらそのパーツで
再構成しています。ロボットのような機械的イメージをベースにその横に
裁断した紙で立体的に変換したスタディーが提示された後、今度は生地で作った
服をダイソンのパーツによって人型に精緻に組み立てられた機械的ロボット
のようなものの上に着せてあります。
変換、置き換え、見立て等創造に必要な操作と発想、いろいろな言葉を見るものに
引き出させてしまう-----そんなインパクトのある展示でした。
その後、お昼をミッドタウン内にあるニューヨークから進出してきたインド料理店
ニルヴァーナで2000円のバイキング料理を三人で食べました。
さすがに洗練されたおいしい料理でした。
さていよいよ、今回の大きな目的である塚田眞樹子さん設計の住宅へ。
駅から出て、かなりきつい勾配の坂を息を切らせながら登っていくと、やがてフラットに
なりしばらく歩き、角地に面して存在感のある茶色の大きな箱が見えてきます。
おおーーー!やっと来たぞーー!この感覚がたまらなく好きです。
建物は、巨大なへいを兼ねた矩形状の外周壁のなかにさらに矩形の箱が入るという
二重構成になっています。
二重の壁のすきまは、1階部分において京都や金沢をイメージさせる土間空間になっており、
2階から3階は階段やバルコニー、ガラスの浴室、ヴォイド(吹抜)などになっています。
外周部のへいを兼ねた壁は鉄板構造で、内部の矩形の箱の中にある
鉄骨柱によって持ち出され、1階レベルより1100ミリ浮いた状態になっています。
したがって、1階のダイニングスペースからそのまま街へとつながっていくようで、
物理的境界をなくしたあいまいな状態になっています。そこに抽象化された
土間空間が絡んでくるのだろうと思いました。
現況では、プライバシーなどが保ちにくいため、地面と箱の浮いた間に目隠し用の植栽を
密に植えられることになっているそうです。
とてもダイナミックな構成でかつ徹底してコンセプトを貫いていく姿勢には、
小柄な体からは想像もつかず、驚かされます。
たまたま招待されておられたTOTO通信の編集長である中原さんとお話を
させていただきましたが、塚田さんのことを年々凄くなっているとおっしゃられていました。
わたしもスタッフの笠置も勇気を与えられ、元気な気持ちになれました。
塚田さんありがとうございました。
昨日は、東京で働いている長男と夕食をともにし、知り合いとシェアしている住まいに
泊めてもらいました。
フランフランの家具で固めた室内は、意外にもセンスがあり、へーやっぱり
俺の子供じゃん!と思わず親バカに。
きょうは、福岡から妻が合流するため待ち合わせ場所の東京ミッドタウンへ
向かいました。
ミッドタウンのスターバックスで二人でコーヒーを飲み、まずは隈 研吾設計の
サントリー美術館へ。
その後、安藤忠雄さんの21_21DESIGHN SITEへ行き、笠置と合流、
三宅一生ディレクションの21世紀人 XXI,cを見てきましたが
一生の創造性の源を垣間見せてくれる展示内容に改めてすごい!
と思うとともに、今、課題で四苦八苦しているで近大の学生たちに
創造とはどこからヒントやイメージを得るのか是非、見てもらいたいと強く思いました。
イギリスのダイソン社の掃除機をパーツにばらした後、いろいろな服(ライダージャケット、
エプロン、ドレス、スカート、パンツetc)のイメージを浮かべながらそのパーツで
再構成しています。ロボットのような機械的イメージをベースにその横に
裁断した紙で立体的に変換したスタディーが提示された後、今度は生地で作った
服をダイソンのパーツによって人型に精緻に組み立てられた機械的ロボット
のようなものの上に着せてあります。
変換、置き換え、見立て等創造に必要な操作と発想、いろいろな言葉を見るものに
引き出させてしまう-----そんなインパクトのある展示でした。
その後、お昼をミッドタウン内にあるニューヨークから進出してきたインド料理店
ニルヴァーナで2000円のバイキング料理を三人で食べました。
さすがに洗練されたおいしい料理でした。
さていよいよ、今回の大きな目的である塚田眞樹子さん設計の住宅へ。
駅から出て、かなりきつい勾配の坂を息を切らせながら登っていくと、やがてフラットに
なりしばらく歩き、角地に面して存在感のある茶色の大きな箱が見えてきます。
おおーーー!やっと来たぞーー!この感覚がたまらなく好きです。
建物は、巨大なへいを兼ねた矩形状の外周壁のなかにさらに矩形の箱が入るという
二重構成になっています。
二重の壁のすきまは、1階部分において京都や金沢をイメージさせる土間空間になっており、
2階から3階は階段やバルコニー、ガラスの浴室、ヴォイド(吹抜)などになっています。
外周部のへいを兼ねた壁は鉄板構造で、内部の矩形の箱の中にある
鉄骨柱によって持ち出され、1階レベルより1100ミリ浮いた状態になっています。
したがって、1階のダイニングスペースからそのまま街へとつながっていくようで、
物理的境界をなくしたあいまいな状態になっています。そこに抽象化された
土間空間が絡んでくるのだろうと思いました。
現況では、プライバシーなどが保ちにくいため、地面と箱の浮いた間に目隠し用の植栽を
密に植えられることになっているそうです。
とてもダイナミックな構成でかつ徹底してコンセプトを貫いていく姿勢には、
小柄な体からは想像もつかず、驚かされます。
たまたま招待されておられたTOTO通信の編集長である中原さんとお話を
させていただきましたが、塚田さんのことを年々凄くなっているとおっしゃられていました。
わたしもスタッフの笠置も勇気を与えられ、元気な気持ちになれました。
塚田さんありがとうございました。
by oishiatelier
| 2008-05-11 23:32