2007年 08月 25日
笹栗の家 上棟 |
昨日、笹栗の家が上棟しました。
担当は、平野です。
平屋建てで、屋根を緩勾配の寄せ棟にし、室内の天井と一体になった
フラットなプレートを四周に回しているため、近くで見ると軒と縁の
二つの水平ラインが強調されるようになっています。
和風を望まれてのご依頼ですが、安易に妥協するのではなく、
施主と設計者との一致点を見つけ出すことが必要だと思います。
それが、結果としてご期待に応えることになると確信しています。
プランは、必要とされる部屋と付属諸室を書の一筆書きのように各々,壁で
緩やかにくくりながらもワンルーム的なつながりと心地よい拡がりを考慮しています。
この建物では、建具工事(外回りの掃き出しは、全て木製建具)と造作家具を
一括工事から切り離し、大川の前田建具製作所に別契約で依頼しています。
前田建具の前田さんは、30代ですがとても慎重で緻密、且つ腕のいい方です。
はじめて、ご一緒に仕事をさせていただいた長崎の住宅の造作家具の出来具合
をみてびっくりしたのがきっかけです。
当アトリエにとって、レベルの高い仕事をするための信頼できるブレーンだと思っています。
by oishiatelier
| 2007-08-25 13:08